自分が受けるインバスケット試験の内容を把握する
あなたが今回受ける試験の出題内容を予測します。
試験対策の的を絞ることができるので、対策にかける時間と労力を大きく減らすことができます。
集めるべき情報
集めるべき情報は3つあります。
今回の出題見込み 、過去問、受験者の体験です。
全部は手に入らないケースが多いですが、手に入るものは入手しておきましょう。
今回の試験内容
今回、どんな試験が出題されるのか、情報を入手します。
明かされないことがほとんどですが、会社によっては、試験の内容を上司が教えてくれたり、社内に見込みの情報が出回ったりすることがあるので、手に入る場合は入手しておきます。
次の観点をチェックしておきましょう。
- 試験時間は何分か?
- 記述式か、マークシート式か?
- 与えられる役職は何か?
- 所属部署はどこか?
過去問
過去問を入手します。
できれば解答例もセットで。
ただ、問題は試験終了後回収されることが多いので、 実際は手に入らないケースが多いです。
その場合は、どんな問題が出たのか、過去問の情報だけでも入手します。
最低限、次の観点はチェックしておきましょう。
- 試験時間は何分か?
- 記述式か、マークシート式か?
- 与えられた役職は何か?
- 所属部署はどこか?
受験者の体験
まず、社内で過去に受験した人を見つけます。
そして、その人の合否を確認し、合格・不合格になった要因を探ります。
- どんな学習方法を行ったか?
- 教材は何を使ったか?
- 試験対策に、どれくらい時間をかけたか
- 本人が感じている合格・不合格になった理由
色々と、参考になると思います。
ただし、 合格者の試験対策をそのまま、あなたの試験対策に当てはめないようにして下さいね。
理由は2つあります。
- 合格した人と同じやり方で上手くいくとは限らない
- 得られる情報は体系的でなく、断片的になりがち
1つ目は、能力のベースがあなたとその人では違うからです。
2つ目は、その人の印象に強く残っているところが会話の全面に出がちになるからです。
あなたの試験対策は、体系的・網羅的に行うことをお勧めします。
体系的・網羅的な対策は、 こちら に全貌をまとめています。
まだ読まれていない場合は、これを初めにお読みいただければと思います。
情報収集方法
さて、集めるべき情報が分かったところで、実際にどうやって情報収集するのか、そのやり方を説明しましょう。
情報収集の方法は、上司・過去の受験者からのヒアリングです。
上司からのヒアリング
上司は評価者になることが多いので、あまり情報が入手できないケースが多いですが、人によっては話を聞かせてくれる場合があります。
過去の受験者からのヒアリング
過去の受験者は、 お願いすれば、話を聞かせてもらえることが多いです。
受験者が身近にいなければ、あなたの人脈(同僚、上司、部下)を辿って、話を聞かせてもらえるようにお願いします。
試験の生の体験情報が手に入るので、できる限りやった方が良いです。
出題予測
集めた情報を総合して、今回、あなたが受ける試験の出題内容を予測します。
予測結果は、以下の点を明らかにしておきます。
- 試験時間は何分か?
- 記述式か、マークシート式か?
- 与えられる役職は何か?
- 所属部署はどこか?
予測するために必要な情報が、全て入手できることはまれだと思います。
そのときは、次のような仮定を置いて予測を立てます。
- 過去の出題と似た問題が出題されると仮定
- 自分が就こうとしている役職・部署に近い設定の問題が出題されると仮定
まとめ
あなたが今回受ける試験の出題内容を予測する方法をお伝えしました。
予測に基づいて試験対策することで、対策にかける時間と労力を大きく減らすことができます。
ぜひ、あなたの試験対策にお役立て下さい。
これが終わったら、次のSTEPに進みましょう。